一握りの先進国民が世界中の資源を食いつくしてきた時代が終わる。
18時から、浦和ロイヤルパインズホテルで開催された、埼玉日経懇話会設立16周年記念総会、そして記念講演に参加。
講演会の講師は、丸紅経済研究所々長の柴田明夫氏。テーマは「激化する食料とエネルギー市場の争奪戦〜原材料高、来年はどうなる」。
ぐいぐい引き込まれていった。講演内容主旨は次の通り。
「世界中で食料危機が進んでいる。消費が急増し、生産を増やしても追いつかないため。世界の食料在庫は、危機的なレベルにダウン。過去の異常気象が引き起こした食料危機と異なり、一過性の問題ではない。」
「これまで農産物は、土地と水と太陽がある限り、再生産できる無限の資源と思われていた。世界全体を眺めると水や耕地に限界がきている。食料が鉱物資源のように有限資源化したことで、価格が上昇し始めた。」
「90年代までは人口8億弱の先進国民が世界の経済成長を担い、資源を独占して使っていた。先進国の経済成長率は3・4%。資源の需要が増えず、単に景気変動に応じ在庫が変動、価格が動いていた。」
「2000年代になると、インド、中国などの人口大国が市場に入ってきた。とりわけ中国の消費増大による、インパクトが強い。猛烈な勢いで経済成長を遂げ、毎年新しい資源と食料需要が生まれた。一気に世界の需給が引き締まった。」
資源価格は高止まりないしは、もっと上がるだろう。
3つの分野で食料争奪戦が始まる。戦略的に食料を利用しようという動きが始まっている。
まず国家間の争奪戦。昨年は小麦、今年はコメの争奪戦。食料不足を背景に暴動が起きる国も出てきた。
次はエネルギー市場と食料市場での争奪戦。ローマで開かれた食料サミットでは、各国が危機意識を共有するはずだった。米国もブラジルも食料のエネルギー転換をやめる気はない。
最後は限られた水と土地をめぐる農業と工業の争奪戦。世界の水の約8割は食料生産に使用。工業化が進めば、工業用水の比率も上昇。都市化の生活用水も増加。
農業の担い手を特定の農家に絞り込むような単層構造はもろい。多数を占める兼業農家も巻き込み、多様な経営パターンの農家が、日本の農業を支える時期が到来した」

講演会の講師は、丸紅経済研究所々長の柴田明夫氏。テーマは「激化する食料とエネルギー市場の争奪戦〜原材料高、来年はどうなる」。
ぐいぐい引き込まれていった。講演内容主旨は次の通り。
「世界中で食料危機が進んでいる。消費が急増し、生産を増やしても追いつかないため。世界の食料在庫は、危機的なレベルにダウン。過去の異常気象が引き起こした食料危機と異なり、一過性の問題ではない。」
「これまで農産物は、土地と水と太陽がある限り、再生産できる無限の資源と思われていた。世界全体を眺めると水や耕地に限界がきている。食料が鉱物資源のように有限資源化したことで、価格が上昇し始めた。」
「90年代までは人口8億弱の先進国民が世界の経済成長を担い、資源を独占して使っていた。先進国の経済成長率は3・4%。資源の需要が増えず、単に景気変動に応じ在庫が変動、価格が動いていた。」
「2000年代になると、インド、中国などの人口大国が市場に入ってきた。とりわけ中国の消費増大による、インパクトが強い。猛烈な勢いで経済成長を遂げ、毎年新しい資源と食料需要が生まれた。一気に世界の需給が引き締まった。」
資源価格は高止まりないしは、もっと上がるだろう。
3つの分野で食料争奪戦が始まる。戦略的に食料を利用しようという動きが始まっている。
まず国家間の争奪戦。昨年は小麦、今年はコメの争奪戦。食料不足を背景に暴動が起きる国も出てきた。
次はエネルギー市場と食料市場での争奪戦。ローマで開かれた食料サミットでは、各国が危機意識を共有するはずだった。米国もブラジルも食料のエネルギー転換をやめる気はない。
最後は限られた水と土地をめぐる農業と工業の争奪戦。世界の水の約8割は食料生産に使用。工業化が進めば、工業用水の比率も上昇。都市化の生活用水も増加。
農業の担い手を特定の農家に絞り込むような単層構造はもろい。多数を占める兼業農家も巻き込み、多様な経営パターンの農家が、日本の農業を支える時期が到来した」


